今日の練習(2019/7/7)

うさぎ跳び
うさぎ跳び

今日は七夕ですがここ数年関東では「織姫」と「彦星」が会う事ができないようで今年も雨が降っていました。でも、生徒さんは元気に練習に来てくれましたよ。中には遠くから電車に乗って来てくれた人もいます。上の写真は「うさぎ跳び」の様子です。私たちは「準備運動」の後にいつも「体幹を鍛える運動」をやっていますが、そのうちの1つです。昔「巨人の星」という野球のマンガがありましたが、その中で「星飛雄馬」が毎日この「うさぎ跳び」をやって練習を積んでいました。最近のスポーツではこの「うさぎ跳び」は効果がないとされてやっている所がほとんどありませんが、空手は武道ですので「精神」を鍛える面でもこの「うさぎ跳び」をやっています。

日本空手愛好会がやっている「体幹を鍛える運動」は色々ありますが、上の写真はその中のほんの一部の写真になります。左の写真は「よちよち歩き」の様子で右の写真は「手押し車」の様子です。

「体幹を鍛える運動」の後は「基本練習」をやりました。今日は主に「受け」の練習を中心に行いました。受けにも色々ありますが、大きく分けると「突き」に対する「受け」と「蹴り」に対する「受け」になります。今日練習したのは下記の通りです。
(1)「上段追い突き」に対する受け
・前の手で相手の上段追い突きを流すように受ける(外から内に受ける)
・上段払い(下段払いの要領で相手の上段を受ける)
・上段受け(ここの道場では受ける腕を地面に対して平行に受ける)
(2)「中段追い突き」に対する受け
・中段外受け(内から外に受ける)(他の道場では中段内受けと言う)
・中段内受け(外から内に受ける)(他の道場では中段外受けと言う)
・中段払い (下段払いの要領で相手の中段を受ける)
(3)「前蹴り」に対する受け
・掛け手内受け(外から内に流すように受けて最後に相手の足を引っ張る)
・掛け手外受け(内から外に前蹴りを受けて少し持ち上げる)
・十字受け(上段:上段は「かかと落とし」に対する受けと下段は前蹴りに対する受け)(平安4段に出てくる技)
・添え手受け(平安3段や平安4段に出てくる技)
・きりつ返し(サンセールの型に出てくる投げ技)
(4)「回し蹴り」に対する受け
・相手が蹴ってきた方の肘で受ける受け
・相手が蹴ってきた方の腕を上げる受け(げんこつで自分の耳を守るように受ける)
(5)受け身
・空手では受け身の練習はほとんどしないのですが、今日は練習をしました。
上の右側の写真が受け身の練習の様子です。受け身の特徴は「屋外(畳ではない所)」を想定していますので「柔道」のように畳をバンと叩いたりはしません。自分に負担ない倒れ方をして頭を打たない様に自分のおへそを見るような受け方をします。
・その他色々な受けの練習をしました。

続いて「移動稽古」を行いました。移動稽古では、「中段追い突き」、「上段追い突き」、「中段内受け」、「中段外受け」、「前蹴り」など基本的な技を繰り返し行いました。

続いて「組手」を行いました。まずは、「頭触れ」を行い、体を慣らしてから一方が攻撃、他方が受けと言うように攻めと受けだけを決めて自由に技を出す練習を行いました。これにより、自分のコンビネーションを作り出す事ができます。「一度相手の攻撃を受けてコンビネーション」、また「 相手の攻撃を受けてコンビネーション」という要領で繰り返し練習しました。

日本空手愛好会は、大田区の青少年の健全な精神と肉体を育む事を目的としています。ぜひ皆さんも体験してみてくださいね。