今日の練習(2019/5/25)

大田区 空手
大人と子供の組手の様子(1)

今日は、小学校の運動会という事もあり、いつもより生徒さんが少なめでした。それでも運動会で競技をしてから練習に来るたくましい子供達もいます。今日の空手の練習はいつも通りゆっくり体をほぐし、カエル跳びやトカゲ歩きなど体幹を鍛える運動を1時間行ってから基本練習を行いました。

大田区 空手
大人と子供の組手の様子(2)

今日の基本練習で特徴的だったのは、色々な突きの練習をした事です。特に「縦拳突き」、「鉄槌(てっつい)」、「猿臂(えんぴ)」の練習を行いました。実践ではどのように使うのかを先生が指導してくれた一場面もありました。「縦拳突き」には色々な効果があります。相手が「横拳突き」で打ってきて自分も「横拳突き」で打った場合、相打ちになります。ボクシングで言うとクロスカウンターですね。でも自分が「縦拳突き」にした場合、人間の骨格の作り(腕の作り)から自分の拳が相手の拳の上を行き、相手の横拳は届かなくなってしまうのです。ほんのちょっとしたところですが、そのちょっとのところを大事にすると自分と相手の差が出てきて有利に戦う事ができます。

大田区 空手
大人と子供の組手の様子(3)

基本練習の後は大人と子供の組手を行いました。上の3つの写真は「大人と子供の組手」の様子です。子供にはコンビネーションを教えるようにしています。「突き(左)、突き(右)、下段蹴り」、もう一度、「 突き(左)、突き(右)、下段蹴り 」そして「左の前蹴り」と言った感じです。同じような突きや蹴りを繰り返していると相手に「この人は同じパターンしかしない人だ。」と見切られてしまい、次に何がくるのか予想されてしまうので「時々前蹴り」をコンビネーションに入れてやる事がポイントになってきます。

寝技
寝技の練習の様子

今日は久々に寝技も練習しました。今日の練習は相手に抑え込まれた時に逃れる方法です。 例えば「 袈裟(けさ)固め」をやられた時に下記の点を注意するのがコツです。
①.抑え込まれたポイントをずらす
②.呼吸する為、気道を確保する
③.逃れるためのポイントを探しひたすら耐える
④.好機のタイミングが来たら一機にブリッジかエビで逃れる
日本空手愛好会では、通常の空手の技の他に寝技も練習に取り入れています。これは本来の空手の技ではありませんが、いつなん時、相手が掴(つか)んできて寝技で対処しなければならない状態になるかわかりません。そう言った時に備えるという意味もありますし、「体力づくり」と言う意味もあります。通常空手で使う筋肉とは違い、寝技は別の筋肉を使うのでいい体力づくりになりますし、運動量も格段に上がります。

日本空手愛好会は、大田区の精神と肉体を育む事を目的としています。ぜひ皆さんも体験してみませんか。