今日の練習(2019/9/7)

移動稽古
移動稽古の様子

今日は暑い中、生徒さんがたくさん来てくれました。体育館の中は「蒸し風呂状態」になって黙っていても汗が出てきます。四つ角には大きな扇風機を置いて窓を全開にしましたが、それでも熱いです。あまりにも暑く生徒さんの1人が途中で動けなくなってしまったので、ポカリスエットを飲んで涼しい所で休んでもらいました。熱中症は怖いのでいくら武道とは言え無理はできません。

上の写真は、体幹を鍛える運動の様子です。左の写真が、呼吸をしながら1歩ずつ前へ進む運動の様子です。これは、「呼吸を整える」という意味と「突きや蹴りの時に吐く息を意識する 」という意味があります。右の写真は、横蹴上げの様子です。一番端の子はかなり足が上がっていますね。空手も柔道と同じように「柔よく剛を制す」という言葉が当てはまります。体が柔らかければ「前蹴り」も「回し蹴り」も「横蹴り」も高く出せるようになります。その為いつもこのような練習をしています。

上の写真は、移動稽古の様子です。左は「下段回し蹴り」の様子で、右は、「追い突き、逆突き、ローキック」のコンビネーションの様子です。相手が前にいる事を想定して移動稽古をすると組手に生かす事ができます。特にコンビネーションを使って前に出る練習をする事でワンパターンの組手にならずバリエーションが出てきます。

大人同士の組手の様子

最後に大人と子供の2グループに分けて組手を行いました。上の写真は大人同士の組手の様子です。組手には約束組手と自由組手がありますが、まずは一方が攻撃だけ、一方が受けだけを行うという約束組手を行いました。例えば「頭触れ」を練習したいという場合は、攻撃する側が相手の両手をコントロールして隙(すき)を見つけて相手の頭に触れるという練習方法です。これを練習する事により受ける方は自分の顔面を守るという意識が増しますし、攻撃する方はより実践的な練習ができます。この約束組手の後に「なんでもあり」の自由組手を行いました。30分ほど続けて組手をしたので最後は疲れが見えた人もいました。

日本空手愛好会は大田区の青少年の健全な精神と肉体を育む事を目的としています。ぜひ皆さんも体験してみてくださいね。